オークラコレクション
【オークラコレクション】
日清、日露戦争で軍需品供給で沢山の富を得た、大実業家:大倉喜八郎のコレクション展
大成建設の創業者、ホテル オークラ、サッポロビール、帝国ホテル、鹿鳴館、帝国劇場、歌舞伎座など建設し、災害保険も!などスゴイ人物
日本を支えた重要な一人でしょう!
貴重な美術品が沢山、積まれた大型船を船まるごと現金買い付けなど豪快な方だったようです
1918年に【大倉集古館】=日本初の私立美術館を開館し、3000点を超える美術品を展示!しかも無料!(太っ腹!!)
館内の内装は大変豪華な作りになってたようで、大倉喜八郎氏はとくに、仏像の収集に力を入れてて、仏様に囲まれると一番落ち着くと
しかし、関東大震災で大倉集古館が焼失・・・、貴重な仏像、書物、絵画、巻物など3300点もの美術品が焼失したそうです・・・
大倉喜八郎本人も豪快ですが、焼失した美術品の数も豪快すぎです・・・
長男の大倉喜七郎氏もスゴイ人物でバロンと呼ばれ、慶應義塾大学からケンブリッジ大学のスーパーエリート
自動車開発やフルートと尺八を合わせたような新楽器も作ったり、沢山のホテル経営者など、日本美術にも力を入れてて、この方も日本を支えた一人のようでした。
大倉集古館は現在、ホテルオークラ東京本館の前にあるお寺の本堂のような、竜宮城のような建物があります。
九博の展示は国宝の一番有名と言われる象の上に乗ってる菩薩『普賢菩薩騎象像』、国宝『古今和歌集序』、酒井抱一の描いた宮中行事の『五節句図』、狩野探幽の屏風図、伊藤若冲の珍しい石摺版画という貴重な巻物、琳派では光琳と乾山のコラボ六角皿、江戸時代の自在物置、能面、タイや朝鮮の外国の仏像、日本画では横山大観、下村観山、速水御舟などいろんな物が展示してました。
自分が価値がある美術品は自分が値段を付けて買ってたようで、価値がないような品物は買わなかったらしいです
先見の明があるのか、経営者としても凄かったのでしょう
九州国立博物館で12月9日まで