ボルドー展
福岡市博物館で開催中のフランス、ボルドー展!
ウイスキーも好きですが、ボルドーと言えばボルドーワインも好きなので行ってきました!
港がガロンヌ河の湾曲部に沿って三日月の形に発展したことから『月の港』と呼ばれるようになったボルドー市。
ボルドー市と福岡市は以前から交流があったようで、1977年から姉妹都市なんです!
展示品は、古い物で25000年前のレリーフ(いわゆる彫刻)や装飾品、陶器、絵画など!
展示絵画は【民衆を導く自由の女神】が有名なドラクロワの作品も展示してて、会場では大作の『ライオン狩り』が展示!火事で上部3分の1が焼失してますが、それでも残り3分の2が残る絵から伝わる躍動感!迫力!が他の画家からも評価され『目を閉じて』で有名なオディロン・ルドンも模写した作品が展示!
アニメ:フランダースの犬で最後に登場した『キリスト昇架』『キリスト降架』が有名なルーベンスの『聖ユストゥスの奇跡』は首を刎ねられたユストゥスが自分の首を抱え、歩き出す一瞬を描いた作品は凄かったです!!他に『裸のマハ』で有名なゴヤのエッチング、ルドン、ロートレック他、展示!
当時の古い、フルール・ド・リスの紋章(ユリ)が入ったガラス瓶の水筒は、今も発売されてる25万円の高級コニャックブランデー:レミーマルタン ルイ13世のバカラ製の瓶と同じデザインだったので、これからデザインを持って来てたんですね~!
1730年の陶器製のワインクーラーが展示してたので、古い昔からワインボトルを冷やして飲む習慣があったようで、グラスクーラーもあり、17世紀!いや、それ以前からワインを冷やして、美味しく飲む!というボルドーワイン愛飲文化があったようです! すでに1世紀以前のもっと前の紀元前6世紀にはワイン作りが始まっていたと!新約聖書ではイエス・キリストが水をワインに変えたと書いてたので古くからワインを作っていたと言うことでしょう!(^^)
アニメ:むかし人間ギャートルズでは果物をモンキーにソシャクさせ、吐き出させるという、唾液で発酵させて、お酒を作るシーンがあるのを考えると石器時代からワインもどきが作られてたのでは・・・!?
ボルドーワインとは、かつての皇帝ナポレオン3世が1級から5級までのワイン格付けを決め、1級ワインはもちろん、有名な5大シャトーと云われるワイン!
【シャトー・マルゴー】【シャトー・ラトゥール】【シャトー・ラフィット・ロートシルト】【シャトー・オー・ブリオン】と、
その後、118年後の1973年昇格した【シャトー・ムートン・ロートシルト】
の以上がボルドーの5大シャトーと言われる高級ワインも展示!1976年ムートン、1985年オーブリオンなど、ボトル、古いエチケット(ラベル)も展示!
何万円もするので、飲んだ事はないですが・・・(^^)ゞ
ちなみに、皇帝ナポレオン1世の愛飲ワインは『ジュヴレ・シャンベルタン』のみと言う話です!
ボルドーのワイン生産量は年間で約653万3600klだそうです!!
やはり、ワイン大国の世界生産No.1!!
それから、ボルドー美術館とは皇帝ナポレオンが集めたコレクションを展示した美術館です!
余談になるかもですが、ナポレオンは肖像画を描いてもらうときに、画家に『カッコよく、いい男に書くように!』と言ってたらしく、描いた画家によって、ちょっとそれぞれ顔が違うんです・・・ でも全て、ナポレオンなんです!
おそらく、ナルシストだったんですね~!
《もっとも有名な、ナポレオンの肖像画です》
という事で長くなりましたが、今回、ボルドー展に行き、勉強になりました。
行って良かったです(^^)/