モーリス・ユトリロ展
7月に美術館側がリニューアルした佐賀県立美術館で開催してるモーリス・ユトリロ展!
以前、観に行ったユトリロ展は新宿にある、損保ジャパン日本興亜ビルの42階にある美術館での特別展以来!
母のシュザンヌ・ヴァラドンも画家で、沢山の作品展示をする企画展があまりなく、何年か前のユトリロ展もヴァラドンの作品は数枚だったような・・・
今回はユトリロ作品40点、ヴァラドン作品40点の全80点を展示してます。
モーリス・ユトリロとは生まれながらに複雑な家庭環境で育ち、母のヴァラドンとは魅力的だったのか、いろんな男性と付き合い、ユトリロの父は誰なのか、わからないという・・・ お付き合いをしてた男性は、なんとドガ、ルノワール、ロートレックなど巨匠やパトロンなど、凄い画家たちとも恋仲の関係があったみたい!!
有名なのは、前に渋谷のBunkamuraミュージアムで観て来た、ルノワールが描いたヴァラドンがモデルの『ブージヴァルのダンス』『都会のダンス』です! お付き合いしてた時期に描いたみたい
ユトリロとは、元々はモーリス・ヴァラドンが名前でしたが、母が関係を持ったジャーナリストの一人、ミゲル・ユトリロが認知し、8歳でモーリス・ユトリロに名前が変わりますが、恋愛に忙しい母や孤独さでユトリロはアブサンを飲むようになり15、16歳ぐらいでアルコール依存症で精神病院通い・・・
当時のアブサンは幻覚を見るぐらいの麻薬に似た成分が含まれてるんです!
ユトリロはモンマルトルの風景画がほとんどですが、孤独さゆえに描いてた作品なので、全て暗い雰囲気で、教会を沢山描いてます。
後に友人になる人は、肖像画家のアメデオ・モディリアーニと酒場で意気投合して仲良しだったそうです。
母はその後、49歳で21歳年下のユッテルと結婚し、3人で奇妙な生活をしてたそうで、その後ユトリロは結婚し、1955年71歳で死去・・・ 母は1938年4月に72歳で世を去りました・・・
会場では画材、パレットなど、展示作品は8割ぐらい個人所蔵が多かったです!
ユトリロはジャンヌ・ダルクを敬愛してて、関係があるノートルダム大聖堂をよく描いてましたけど、理想の女性は、なぜか母、ヴァラドンだったらしく、孤独感、人と馴染めないユトリロは、実際には風景を観ながら描いてたのではなく、外に出ずに家で絵葉書や写真を観て描いてたという事です・・・
仲良しだったモディリアーニも病気で若くして亡くなり、妻は後を追い、飛び降り自殺・・・(T^T)
有名画家は激動の人生を生きた人が多いような・・・
リニューアルした佐賀県立美術館も綺麗になったし、なかなか九州では開催しないユトリロ展なので、行く機会があれば車で40~50分ぐらいなので皆さん行かれてはどうでしょうか?
佐賀城公園内も大きめのモミジが紅葉してました!
帰りは佐嘉神社横にある、美味しい、有名な具沢山に詰まってて、ドッシリと重い、好きな【鶴乃堂】の肉まんを必ず買い、温かいうちに肉まんを堪能~
1個:¥150(*´μ`*)
ユトリロ展は12月6日まで(^^)/