下瀬美術館/広島県 大竹市

【下瀬美術館 新コレクション展】
2023年3月に開館した下瀬美術館
2015年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の本部で創設された建築賞で、2024年に『Museums』(美術館・博物館)のカテゴリー部門で『世界で最も美しい美術館』【ベルサイユ賞】に選出され、世界7ヶ所の中から最優秀賞を受賞した美術館
選出されたアート建築は、A4 Art Museum(中国)、大エジプト博物館(エジプト)、スムリティヴァン地震博物館(インド)、ヘットロー宮殿(オランダ)、オマーン・アクロス・エイジズ・ミュージアム(オマーン)、ポーランド歴史博物館(ポーランド)の中で下瀬美術館が最高峰の美しさ
設計は坂 茂(ばん しげる)、九州では大分県立美術館も手掛けた方で、ここも綺麗な美術館なので行く価値あり
下瀬美術館は広島県の山口県寄りにある大竹市の臨海公園にあり、大きい建築資材会社の代表取締役のコレクションから建てられた美術館
この美術館の美しさは瀬戸内海、島々を映し出す全面ミラーガラスの反射、エントランスの天井に広がる2柱の木のデザイン、水盤にある8棟のキューブの展示空間で外観がカラフルな可動展示室になってて、色んな配置を変える事が出来る他にはない美術館
可動するには大変な作業のようで、ボタンなどで簡単に可動とは出来ないようです

天井と床の通路とキューブのつなぎ部分

行った時の展示作品は前期展示コレクションの松山智一、サム・フォールズ、エミール・ガレなど
展示方法が松山智一の作品をキューブの部屋、10m×10mの空間に3点と凄い贅沢な展示の広い部屋
カラフルな現代アートで、よく見ると中にカラヴァッジョの方ではなく、アルテミジア・ジェンティレスキの『ホロフェルネスの首を斬るユディト』、アンリ・ルソーの『夢』、速水御舟の『炎舞』のオマージュ画らしきも描いてました

サム・フォールズの作品は本物の植物から時間を掛けて作り上げる作品で巨大絵は1年掛かりで完成
広い空間で360度のパノラマで撮影
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外はガレの庭があり、エミールガレの作品にある草花を中心に瀬戸内の気候に合わせて植栽された庭園
展望テラスもあり、宮島、阿多田島、江田島など瀬戸内が広がり、水盤に並ぶ8色に彩られたキューブ展示室も上から見えて美しいコントラストが広がる場所
館内にはカフェもあり、ベルサイユ賞最優秀賞も展示
広い敷地内の庭にはフランス料理店もあり、宿泊施設もありで2名1室、10万ぐらいから30万の料金のようで、宿泊者専用場所もあります
通常閉館は17時までですが、土曜は19時まで開館してて、夜になるとカラフルな箱がライトアップされるので、もっと綺麗な景色になるので日の入りが早い今ぐらいが一番良い時期かと
12月7日(日曜)、大竹市の日の入りが一番早い時期、17:01日没なので、その日に行き夕方、キューブはライトアップされませんでしたが、庭はライトアップされ、綺麗でいい美術館でした

夕方、広島市内に戻り、人気のお好み焼き【みっちゃん】



