岸田劉生と椿貞雄
【岸田劉生と椿貞雄】
岸田劉生と弟子の椿貞雄の師弟画家展
東京、銀座生まれの岸田劉生の師匠は日本人洋画界を引っ張って来た『湖畔』、『針仕事』で有名な黒田清輝なんです。
岸田は最初、印象派のような感じの絵を描いてましたが、アルブレヒト・デューラーに影響を受け、写実派に変わっていったようで、代表作は娘の『麗子像』で、東洋の美と何かグロテスクさの笑みを感じる作品が有名なんです。
宗教画も沢山描いてて、旧約聖書の天地創造などいろんな場面も描いてて、東京~名古屋~京都~神奈川と移り住み、各地の風景画、静物画なども沢山描いてます。
1916年に肺結核になり、1929年の38歳で生涯を終えました。
会場では、日本人ではあまりいない、劉生のブロンズ製のデスマスクも展示してました!
他で有名人は『坊ちゃん』の夏目漱石や『舞姫』の森鴎外もデスマスクを取ってるようです。
弟子の椿貞雄は5歳年下で劉生の絵に感銘を受け、弟子に入門!
展示作品を比べると、描き方、構図、色使いなど良く似てます。
木の描き方は揺らぎのある、高島野十郎のような絵で、代表作は『菊子座像』で劉生の麗子座像とそっくりの絵!
1896年生まれの貞雄の最後の絵は1957年11月に描かれた『椿花図』で生涯を終えました。
久留米市美術館に行った日が5月5日は入館無料の日でした。
石橋文化センター内は『春のバラフェア』が開催中で、朝から沢山の人で駐車場もいっぱい!
ガーデンコンサートの音楽演奏やバラ苗販売、育て方、カフェのお店も沢山出て、賑わってました!
『春のバラフェア』は5月20日まで
【岸田劉生と椿貞雄展】は6月17日まで