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高島野十郎展

 
【没後50年 髙島野十郎展】
  
髙島野十郎、明治23年(1890年)8月6日の久留米市出身で大正から昭和までの画家
野十郎ですが本名は彌壽(やじゅ)
東京帝国大学水産学科(現 東京大学)を26歳の時に首席卒業、実家は酒造業をしてて、裕福で育ちが良い家庭
子供の頃から絵を描く事が好きで、大学卒業後は独学で絵を描き、青木繁と仲良しでもあり、詩人だった兄は家業を継がずに自分がやりたい事をしてる兄を尊敬
  
中学の時に描いた蓮

帝国大学水産学科の時に描いてた研究の時のデッサン
  
  
自画像は特徴的で一見、危なそうな自画像ですが本人とは違う感じで描いてます
特に『傷を負った自画像』は何故この構図で描いたかは不明
  
  
絵はゴッホや岸田劉生の表現を尊敬し、写実画はアルブレヒト・デューラーに感銘を受け描いてます
ヨーロッパも周り、W・ターナーのような風景画も沢山描き、仏教にも興味を持った野十郎は日本の色んな寺なども描きました 

  
   
久留米市で描いた代表作になる『蝋燭』『からすうり』
蝋燭は沢山描き、殆ど知人、友人に差し上げてたようで、全て個人蔵
  
  
画家としては生前、無名でしたが、1986年に福岡県立美術館が初の野十郎展が開かれ『すいれんの池』で有名に
自分も好きな絵で、展覧会は必ず足を運びます
   
   
太陽や月も何枚も描き、新月に近い月齢3.0ぐらいの『有明の月』も好きな作品
現物をよ~く見ると闇の中に小さい星も描かれてます
  
  
花の静止画も沢山描いてます
   
  
作品『無題』は太陽を見て、目を閉じて、まぶたの裏側に残った残像を輪廻のようなイメージで描いてる作品
  
  
昭和50年(1975年)9月に病で死去、最後の居場所、千葉県柏市に残っている【終焉の地】が今でもあります  
     
展覧会で本物を見ると、揺らぎ、写実、描写など葉、草、模様など一枚、一枚が超絶絵画です
千葉県から始まった全国巡回の高島野十郎展の福岡会場は12月14日まで福岡県立美術館で開催
ここが沢山の所蔵をしてる美術館です
その後、豊田市美術館~大阪中之島美術館~宇都宮美術館~東京予定を巡回です  

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旧市民会館も解体され、新しくなった市民ホール