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肉筆浮世絵の世界

DSCF2351 DSCF2349 【肉筆浮世絵の世界】
 
浮世絵と言えば江戸時代、版画技法の大量生産型のブロマイドのような印刷イメージですが、絵師が一点モノとして描いた、直筆の肉筆画も有名なんです!
今回、福岡市美術館で約170点の肉筆がのみを集めた特別展! 珍しいんです!
美人画の巨匠と言われる喜多川歌麿の新たに発見されたモノクロで正面を描いた吉原の花魁!太夫!?
沢山の浮世絵展や本で見てますが真正面は初めて見ました!大変、珍しいかも!
他には、浮世絵の元祖!『見返り美人』で有名な、菱川師宣の美人画も何点か展示!
美人画、風俗画、屏風絵、など! 作者不明も結構ありましたが、歌川国貞の『桜下吉原仲之町賑之図』は桜満開の吉原遊郭の賑やかな様子がバブル時代を思わせる感じで綺麗でした!
所蔵が熊本県立美術館の表示が結構、目に付いたので、肉筆画の収集に力を入れてるのかも!
一番の大作は1850年から1880年に活躍した河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の横17m×縦4mの妖怪図!迫力でした!
 
あと、R‐18指定の現代の日本では初の浮世絵春画展!(アダルトアート)も展示!
一昨年ぐらいに世界最大級の大英博物館が浮世絵の春画展で大成功だったらしく、今回、日本でも初のR‐18浮世絵展を開催!
会場ではレンタルビデオ屋さんみたいに‘18禁’と書かれた、のれんをくぐり、別部屋の特別展示室で♡大人の浮世絵♡を楽しむ事が出来ます!!(^^)/
菱川師宣のHテク四十八手ポーズガイド本、自分とこの店のトイレにも1枚飾ってある鈴木春信の風流座敷八景や平安貴族の源氏物語みたいな宮中の男女の色恋が、お盛んな様子など、歌麿、北斎、清長などなど、約30点ほどが当時の若人から老人まで、夜のイトナミの世界観を想像できます!
昔も今も、そっちの方は変わらないみたいです(^^ゞ
春画は沢山、見てますが、ほとんどが極端に大きく強調して描かれてて、当時も、そっちの絵もよく売れたようです!
当時、人気の絵師以外は、実際に浮世絵師のほとんどが、普通の浮世絵だけでは食べて行けなかったらしく、皆さん、春画を製作して浮世絵師として仕事をしてたみたいです。
唯一、春画を描かなかったのは、わずか10ヶ月ほどの大ブレイクで消息不明のナゾの絵師!‘東洲斎写楽’だけが描かなかったと言う事です。
写楽が描いた春画は見つかってませんが、もしかして、他の名前で1~2枚ぐらい描いてたかも!?・・・(‐_‐?ゞ
9月20まで、福岡市美術館で開催中です。

福岡城跡の池に黄色、赤色の睡蓮が咲いてました。
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