アール・ヌーヴォーのガラス展
【アール・ヌーヴォーのガラス展】
19世紀後半から始まった新芸術運動《アール・ヌーヴォー》
以前、箱根の美術館でエミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどの作品を見て綺麗で凄かった印象だったので、今回、福岡市博物館で当時のガラス展の開催という事で観て来ました。
ガラスを知り尽くした究極の職人技術の美の作品!
フランス製ですが、モチーフになってる絵は葛飾北斎の北斎漫画や鯉、カキツバタ、竹、屏風をイメージなど、印象派の画家でもガラス職人たちも日本大好きな方たちが多く、ジャポニズムを基本に製作してる作品が多かったです。
竹の足に金メッキや鯉の滝登り、黒い菊など、ドーム兄弟の作品は花瓶に本物そっくりに作ったリアルなカタツムリや昆虫を作って、動き出しそうな作品!
日本で言えば超絶技巧で有名な宮川香山の作品に似てます!
香山の方が先に作ってますし、しかも、沢山の作品が外国に流れてますので、もしかしたら、香山の作品をヒントに作ったかも!
ガラスが陶磁器のように見えたり、光を当てると昼間の森から夕暮れに変化したり、今にも咲きそうなツボミの花瓶、黒に花瓶に赤いモクレンだけが浮かび上がる花瓶、紙ふうせんみたいな花瓶など、アート、芸術作品です! 凄いキレイな作品ばかりでした! 当時で
ドイツの実業家が収集した作品でデュッセルドルフ美術館所蔵という事ですが、なぜか同じ時期に活躍したルネ・ラリックの作品は1点も無かったです・・・??
今回の展覧会はアウディ福岡中央も協力してるらしく、A4セダンを展示してました。
福岡市博物館で3月27日まで開催中です。