沈黙 ‐サイレンス‐
【沈黙 -サイレンス-】
遠藤周作の『沈黙』の映画
1633年の江戸時代初期、幕府がキリシタン弾圧で、島原、五島で隠れキリシタンを探し、イエスキリスト、聖母マリアの踏み絵を足で踏めなければ切支丹(キリシタン)とされ罰、拷問、処刑と沢山の人が犠牲に・・・
幕府はキリシタン密告者には司祭:銀貨300枚、信仰者は100枚など懸賞金を懸けて貧しい農民を誘惑・・・
信仰者は自分の命を懸けてまでも絵を踏めずに亡くなって行く人が多かったようです・・・
自分が信じる神とは何か・・・、自分が信じるものは何なのか・・・、人間の生きて行く強さとは・・・
パードレ(司祭)の最後の決断は・・・
当時、日本は仏教が当たり前だった時代に外国からのキリスト教という宗教は幕府が何らかの危機を感じていたのか・・・
その後、天草四郎リーダーの島原の乱
観終わって、エンドクレジットは波の音だけで音楽ナシ、呆然と文字を見てる状態で、映画というより、真実、ドキュメント映像のように感じました。
古い映画で有名な、『ベン・ハー』を何度か観たのですが、イエス誕生の年から始まり、当時のローマ帝国が思う神とは、皇帝陛下だったようで、最後はローマ帝国が民衆に説教をするナザレの若いラビ(イエス)を裁判し、磔刑にしたシーンがあったので、この古い時代も他の宗教は受け入れられなかった時代だったのでしょう。
今の日本は無宗教や、いろんな自由な宗教のような考え方ですが、昔の日本は命がけの信仰だったのでは・・・、と思います。