福岡アジア美術館
【ミュシャ展 ~運命の女たち~】
せっかくなので、もう1回、ミュシャ直筆のミュシャ様式を見ようと
自由な曲線と細かい花の組み合わせの装飾、凄く綺麗です!
綺麗な美人画を描く画家さんは沢山いますが、美人画で有名な画家で思い浮かべるのはラファエル前派のロセッティ、浮世絵の歌麿、印象派のルノワールなど色々ありますが、ミュシャはイラストのような感じなんですが、写実と違う全体が美しいんです!
人気のきっかけになった大女優:サラ・ベルナールの舞台ポスターがカッコいいんです!
シェイクスピアの『ハムレット』、古代アテネの悲劇『ジスモンダ』、ヴェルディのオペラの方ではなく、レクサンドル・デュマ・フィスの小説『椿姫』、ギリシャ神話の子殺しの悲劇『メディア』、フィレンツェが舞台、メディチ家ロレンツィーノの『ロレンザッチォ』
当時は宣伝ポスターが貼られては全て盗まれるぐらい、国民が欲しがったポスターです。
同じポスター画家のロートレックとは全然ちがうカッコよさなんです!
商品宣伝ポスターですが、品物より女性と装飾だけで商品のイメージを湧かせるミュシャ様式、凄いセンスあると思います。
ミュシャは心霊にも興味があったようで、スピリチュアリズム協会にも顔を出してたと!
テレザ・トラプルからの出会いから生涯、運命の8人の女性が運気を上げてたミュシャ、27歳でチェコからパリに移り、女性の美を描き続けたミュシャは79歳で生涯を終えました・・・
《5月27日まで》