至上の印象派展
【至上の印象派展 ビュールレコレクション】
東京の国立新美術館から巡回の印象派展が、九州国立博物館で開催中です。
ドイツ生まれで、スイスに移り住み事業を成功させた大実業家のエミール・ゲオルク・ビュールレコレクション展
元、公務員のだったビュールレが23歳で印象派絵画を見て感銘!、いずれは沢山、欲しいな・・・との思いで、のちに銀行家の娘と結婚し、事業を発展! 第二次世界大戦での武器製造で巨額の富を得たようで、46歳から印象派作品を収集し始めてから、所蔵数は約600点を超える作品を持ってるらしく、その中から64点が今回、九博に来てます!
今回、日本初来日も多く、メイン作品はピエール=オーギュスト・ルノワール『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』=(可愛いイレーヌ)銀行家の娘のイレーヌお嬢様です
印象派絵画では、最も可愛い絵画と言われてるぐらいの作品です。
他にクロード・モネ『睡蓮の池、緑の反映』は横4mを超える大作の睡蓮で日本初公開
この2作品だけ、フラッシュ無しの写真撮影OKでしたが、スマホのシャッター音が会場中に鳴り響きと、いつまでも作品の前で自撮りの人・・・
他にも印象派展なので、有名人気画家作品のドミニク・アングルは肖像画、ドラクロワの宗教画、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレーの風景画、ポール・セザンヌの肖像画、当時に梅毒で治療を受けてたエドゥアール・マネ、エドガー・ドガ作のブロンズに衣装を着せた作品もあり、以前の特別展で開催された横浜、東京と今回で3度目のお目見えでした。
ファン・ゴッホは『自画像』と日本初公開の浮世絵とフランソワ・ミレー作を見て描いた『日没を背に種まく人』、ポール・ゴーギャンのタヒチの人、パブロ・ピカソの『花とレモンのある静物』は有名な【泣く女】に似た作品、ポール・セザンヌは傑作と言われる『赤いチョッキの少年』、 『聖アントニウスの誘惑』は釈迦に例えると瞑想で悟りをひらく時に魔物から邪魔されてる様子の絵です
ビュールレが初めて購入したというモネの『ジヴェルニーのモネの庭』も展示です
他にロートレック、 ブラック、 クールベ、 コローなど1991年に開催された横浜美術館以来のビュールレコレクション展です。
所蔵品のセザンヌ、 ドガ、 モネ、 ゴッホの4点が盗難にもあってたようで、無事に全部見つかったそうです。 闇の盗難絵画オークションがあるのかも・・・
印象派展は人気があるので平日でも多かったです
九州国立博物館は7月16日まで
その後、7月28日から名古屋市美術館でに巡回します。
太宰府天満宮内の池は菖蒲、咲いてました。