奈良仏師 快慶・定慶
【京都 大報恩寺展】
昨年11月に東京で開催されてた大報恩寺展、京都では最古の木造建造物、国宝千本釈迦堂の仏像が九州国立博物館で揃い組み!
東京展より展示数は少なかったですが、慶派仏像を再び拝見しに九国に
快慶、定慶、行快、肥後定慶! 鎌倉時代の奈良仏師の傑作彫刻
大報恩寺の本尊、行快作の秘仏『釈迦如来坐像』
年に4回のみ御開帳の釈迦如来坐像で、光背も美しいです。
釈迦の弟子、快慶作の『十大弟子立像』
知恵や超能力などそれぞれ得意技を持つスーパーエリート達
興福寺の十大弟子立像とは表情が全く違い、リアルな感じの顔つき
密教界の輪廻転生の世界!!、六道(天道、人道、畜生道、地獄道、餓鬼道、修羅道)から衆生を救う肥後定慶作の『六観音菩薩像』
天道-『如意輪観音菩薩』
人道-『准胝観音菩薩』
畜生道-『馬頭観音菩薩』
地獄道-『千手観音菩薩』
餓鬼道-『聖観音菩薩』
修羅道-『十一面観音菩薩』
東京では無かった九国が作った玉眼=水晶の眼の作り方の模型も展示してました。
他は巻物や天上天下唯我独尊の釈迦誕生仏など!
東京は聖観音菩薩のみ撮影OKでしたが、九国では六観音すべて、六体の撮影OKでした。
九州国立博物館 6月16日まで
4階の文化交流展示室では新年号『令和』の元になった大伴旅人の万葉集「梅花の歌三十二首」の『初春令月、気淑風和(初春の良い月にして、気淑く風和ぎ)』も展示してます。