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山下清展


【山下清展 ~百年目の大回想~】
  
生誕100年の放浪の画家、山下清の展覧会が2022年3月に鹿児島市立美術館から始まり、全国巡回で今年3月から佐賀県立美術館で開催されてます
細かすぎる貼絵はすべて指先だけでちぎり、超絶技巧ぐらいの数を張り付けた作品が見どころです  
1922年生まれ、子供の頃から知的障害や発音などで学校でイジメにあったり両親との問題など、いい幼少期ではなかった山下清が少年期に知的障害児施設の八幡学園に入園し、ちぎり紙細工をしてた園内で才能発揮、中学ぐらいで当時、児童の展覧会で清の絵を見た梅原龍三郎がゴッホのようだと高評価で注目、その後学園を逃げ出したり、戦争が始まり兵役検査では障害があるので免除、代表作の【長岡の花火】が出来上がり、清は『みんなが爆弾なんかつくらないで、きれいな花火ばかりつくっていたら、きっと戦争なんか起きなかったんだな。』と・・・
それから風呂敷に茶碗、お箸、手ぬぐい、着替え、護身用の石ころ5個、石ころは野良犬に追いかけられた時の使う用で、放浪途中に荷物を盗まれたので風呂敷からリュックサックに変更し、放浪しながらペン画、ちぎり絵など制作してて、当時は紙の入手は難しかったため、切手やチラシなど捨てられてしまう紙などを材料にしてて、30歳を過ぎて梅原龍三郎も評価していた清に展覧会の話が来て、東京で山下清展を開催したら1か月ぐらいで80万人の動員と有名になり、放浪が出来なくなりました
当時、モナリザ展の時は160万人だったそうですが、無名の清展は世界一有名な絵画の半分という動員は当時では驚異的な人数と凄い知名度です
会場では子供の頃から1971年、脳出血で亡くなる49歳までの代表作と東海道シリーズなど沢山の作品を展示

  
1980年から放送のドラマ『裸の大将放浪記』の清役の芦屋雁之助が凄く評判がよく、視聴率も高かったいいドラマでした
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佐賀県立博物館の館内にまた新しいのが出来てました
『維新博メモリアル展示』、佐賀の歴史映像が4種類が観れます
  

大隈重信と伊藤博文の努力で開通した日本最初の鉄道、新橋~横浜の高輪築堤も外に展示
   

山下清展は佐賀県立美術館で5月12日まで