熊田千佳慕展
福岡県立美術館で開催中の【熊田千佳慕展】です!!
作品の繊細さには驚きです!! 細密画家と言われるぐらい凄く綺麗な作品ばかりでした!!
1911年生まれの方で東京美術学校(東京芸術大学)を卒業しデザインの仕事を手がけ、1949年から絵本作家の道へ進み『ふしぎの国のアリス』『みつばちマーヤの冒険』『オズの魔法つかい』など、日本初の絵本や有名な絵本を描いた作品など!! 1971年の60歳の頃から『ファーブル昆虫記』をテーマに毎日、草むらで寝そべって昆虫観察などし、家に帰って描いたそうです!!、1~2時間など寝ころんで観察している為に、たまに、行き倒れ老人に間違われて警察に通報される事もあったとか!! 昆虫の作品は体の構造、体毛、全て忠実に描いた作品で、今にも動き出しそうで、昆虫が、会話が聴こえそうな絵ばかりでした!! 標本や、図鑑などで熱心に観察!! 1981年と1983年にボローニャ国際絵本原画展で2回入選し、世界に名が広まったみたいです!! 細筆1本で1枚の絵を数ヶ月から数年かけて完成させるそうです!! 描き始めて30年で60枚を描き、目標は、100枚だそうです!! 日本のプチファーブルと呼ばれた熊田千佳慕さんは、2009年8月13日、98歳で亡くなったそうです。観察の様子や、デッサンや、散歩の時などをビデオで流してて、カワイイおじいちゃまの印象でした。
花の絵は、以前、観に行った北九州市立美術館のリバーウォーク分館で開催してた【美しきバラと花々の祭典=宮廷画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ】の花の絵の描き方を思わせる綺麗な作品でした!!
7月11日まで開催です!!
あと、4Fの展示室のコレクション展も観てきました!!
以前、展示してた【すいれんの池:高島野十郎】がまだ、展示しているかと思い入りましたが、・・・やっぱし・・・、観たかったですが、展示してませんでした・・・ 他の5作品だけの展示でした・・・ 野十郎の名が世に知れ渡ったのはここ、4~5年前からで、【すいれんの池】を久留米の方が所蔵してて、ある方が目にして有名になったんだと言う事だったと思いますけど!!
お目当ての絵・・・残念・・・ またの機会まで・・・
高島野十郎って、青木繁や坂本繁二郎と並ぶ久留米出身の画家さんです!!
【傷を負った自画像】は強烈な印象の凄い作品ですよ!!他【山の夕月】など!!