売茶翁と若冲
【売茶翁生誕350年特別展 売茶翁と若冲】
佐賀県生まれで江戸時代、いんげん豆を伝えた隠元(いんげん)和尚開祖の黄檗宗の僧で煎茶の売茶翁、抹茶の千利休と云われるぐらいの煎茶売り
以前に行った京都の黄檗山萬福寺、福岡の雷山などで修行し、60歳ぐらいから道端で椅子と台を置いて喫茶店のような店を始め、一杯の価格は飲み手しだい、お金が無かったら無料から気持ちの料金など、茶道具を仙窠(せんか)と云う籠に入れて持ち歩いたそうです
その後、伊藤若冲や池大雅、富岡鉄斎、与謝蕪村など京都の有名絵師とも交流し、特に伊藤若冲と交流が深かったようです
年を取り、足腰も悪くなり80歳ぐらいでお茶売りを辞めて京都の蓮華王院(三十三間堂)にて87歳で逝去
展示は若冲などが描いた売茶翁、茶道具、若冲の絵、筆、売茶翁の筆、他に交流があった絵師たちの絵も展示
今、人気の伊藤若冲の展示作品での展覧会では最大級なみに近い展示数です
そして会場の最後は精巧な複製品ですが、若冲の『動植綵絵』30幅を一挙公開
有名な『群鶏図』もあり撮影OKです
佐賀県立美術館で11月24日まで