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山本二三展

【日本アニメ―ション美術の創造者 山本二三展  
こないだ、ジブリレイアウト展をしてましたが、ジブリつながりの展覧会です!
山本二三(やまもとにぞう)さんとは日本アニメの背景画の美術監督です。
アニメ―ションは主人公、脇役人物、ストーリーをメインに観ますが、それを引き立てるのが周りの背景画!重要なんです!
映像では一瞬のシーンしか映らなくても、妥協なしの繊細で鮮やかでリアルで、その場所、状況、歴史観などがわかるように描いて、シーンに合った風景、機械、建物などなど背景画だけでも楽しめる芸術アートだと思います。
得に、山本二三さんは日本アニメの背景美術では有名で、ジブリ作品では『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』・・・などなど他にも『じゃりん子チエ』『未来少年コナン』『あらしのよるに』など他いろいろを美術監督をしてます!
展示品は今までの作品の一部を展示してあり、主人公、登場人物は居ませんが、見たこと事あるアニメは背景だけ観ても、そのシーンが思い出せて、展覧会が何倍も楽しめます! 
火垂るの墓は神戸の町の木造家屋が焼夷弾で燃え盛るシーン、衰弱した節子を清太が抱いてるシーンのイメージボード(アイデアスケッチ)には、監督の指示したコメントが書いてあり『清太が歩くたびに節子の首がグラグラして人形を持つ力も残ってない・・・』と書かれたイメージボードがあり、映画を思い出して泣きそうになるような・・・
もののけ姫のシシ神の森、コダマの森は光が樹を射し、幻想的なシーンの場所を感じさせる枝の巻き方など!
若い頃見てた、じゃりん子チエはホルモン屋の店の中、チエの部屋、屋台など!
他にもいろんなアニメ背景画が展示して約200点ほどあり、長崎の五島出身と言うことで、長崎市内の大浦天主堂、グラバー邸などアニメ背景画チックに描いた作品もありました!
今ではコンピューター技術も進歩してアニメも綺麗で細かくリアルさが当たり前のようですが、昔の古いアニメーションで背景も凄いと思ってたのは『トム&ジェリー』ですね! テレビ登場はアメリカで1940年!自分は日本放送の1970年代の再放送から見てましたけど、あの古いアニメを改めて大人になって、よ~く見ると背景画の家、タンス、食器、家具、景色などデザイン、色など凄く綺麗だと思いました! 内容も動きと音楽だけで、あれだけのギャグセンスを描いた作者2人は天才としか言いようがないですね(^^)/
会場は人気のジブリ作品も沢山あるので最終日は人が多いと思います。 

【山本二三展】は今度の日曜、7月6日までです!


この日はまだ、博多山笠の飾り山にカバーがしてましたが、少し見えててアンパンマン飾り山でした(^^)ゞ
※7月1日から公開なので今はカバーは外してますよ!
   
 


駅を降りて、空を見たら背景画っぽい夕暮れでした。