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石橋美術館

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『石橋美術館物語 ~ 1956年からはじまる。』

1956年の開館から60年周年を迎えた今年、2016年!
久留米出身の世界のブリジストンタイヤ創業者:石橋正二郎さんが収集し始め、最初に手に入れた久留米出身の画家、『海の幸』で有名な青木繁さんの作品から洋画、日本画、古美術など沢山の作品を収集、展示して来た石橋美術館が、この特別展が最後の石橋美術館になりました・・・
美術博物館などに足を運んでいる方はご存知でしょうが、長年、久留米市の顔とも言える石橋美術館が来年から久留米市美術館になります・・・
当時、九州に美術館が存在したのは、最初が大分の別府市美術館(1950年)次に鹿児島市美術館(1954年)、3番目が石橋美術館(1956年4月26日)に開館し、オープン初日から1日で1000人が並んでたそうで、1963年には、なんと!パブロ・ピカソの1937年制作の『ゲルニカ展』が開催してるんです!
今は、おそらく門外不出の作品で貸し出す事は99%ない作品なので当時、久留米市で本物のゲルニカを見れた方は大、大、大変、価値ある展覧会だったと思います!!(本物を観たい!)
現地まで行けない方は、徳島にある大塚国際美術館! 原寸大で同じ額縁で所蔵美術館から直接、デジタルスキャナーしたデータを陶板画を展示してます!本物ではないですが、迫力ありましたよ!
そして、開館から歴代最高動員数を今だに破られてないのが1963年に国立西洋美術館所蔵の【松方コレクション展】=初代の川崎重工の社長のコレクション展が16日間で102,987人!!!÷16日=1日、6,400人超え!という驚異的動員数だったそうです!(凄すぎです! 1人あたりの館内滞在時間は数分だったのかな?・・・)
他に沢山の人が鑑賞に来たロートレック展、パウル・クレー展なども開催してたそうです。
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今回、ずっと通って観てた石橋美術館の顔としての、おなじみ作品、青木繁=久留米で一番有名な『海の幸』日本書紀の『わだつみのいろこの宮』『大穴牟知命』、藤島武二=『天平の面影』『五剣山の日の出』、古賀春江=鳥かごの中の女性が印象的な『鳥籠』『素朴な月夜』、坂本繁二郎=美の巨人たち、NHKの日美でも紹介された『放牧三馬』『帽子を持てる女』、佐伯祐三=『休息』『広告貼り』、和田英作=『チューリップ』、岡田三郎助=後ろ姿が美しい『水浴の前』、黒田清輝=石橋美術館人気の『針仕事』などなど他、たくさん、いつも観てた作品が今回で殆ど、東京のブリジストン美術館に行ってしまうのが残念です・・・
所蔵作品は、やはり久留米出身や関係ある九州の画家の作品が多く、美術館建物としてもそれぞれ部屋が区切られてて、落ち着く感じの美術館でいい作品を拝見出来るのが良かったのですが・・・
 
石橋美術館、最後の特別展はブリジストン美術館所蔵作品も展示してて、一番人気のルノワール=『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』や、モネ=『睡蓮の池』、シニャック、ゴッホ、ルソーも展示。
 
今月28日(日曜)が【ISHIBASHI MUSEUM OF ART】開館60年間の終止符を迎えるので、終了まで、また行きたいと思います。
おそらく、ラストの土日は沢山の人が来館するでしょう。