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鴨井玲展


【鴨井玲展 静止した刻】 
 
金沢市出身画家、鴨井玲 
金沢美術工芸卒業後、自分の作品意図に悩み、41歳で安井賞受賞で注目を浴びてから制作スタイルを確立し、フランスやスペインに移り、老人の酔っ払いの姿を見て酒好きの自分と同じような時期と交差し、人間の内面を描き出すようになった画家
 
一見、ダークな雰囲気の絵ですが、説明を読むとあまり感じなくなる絵で、ユーモラスなしぐさもありますが、怖い絵にも見え、心の感情を黒と赤で気配を表現し、人間の弱さや内面の闇にひかれ、人間とは!?を描いた画家
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』、家の襖に『首吊り』の絵、死の数日前の自画像など、表現が凄い雰囲気の絵でした
 
姉は下着デザイナーで66歳で他界、長男は戦死、父は57歳で他界、鴨井玲自身も自殺未遂を何度もして57歳で亡くなるという・・・
鴨井玲も精神的な病を持っていた画家で、激動な家族だったのかも・・・
  
久留米市美術館で12月27日まで開催  
  
来年は高島野十郎展予定